専門的見地と他機関との連携で、
悩みの解決をお手伝いしたい(vol.1)
S-KET専門員/久保順也さん
S-KET専門員はどういったお仕事なのでしょうか。
S-KETは、いじめや体罰、虐待などの悩みを受け付ける相談窓口で、電話相談等を受け付ける相談員と、弁護士や学識経験者からなる専門員で構成されています。
私の場合は臨床心理士などの資格を持っており、カウンセリングというかたちで多くの悩みを聞く現場に携わってきましたので、その経験を生かし、心の問題に関する有識者として参加しています。
また弁護士の専門員は、法的な見地から子どもたちが置かれている状況を把握し、解決のための調整活動などを行っています。
S-KETは、お子さんや保護者の同意を得たうえで、仙台市立の学校や児童相談所はもちろん、事案によってはそのほかの関係機関などと連携することが可能です。
それらの社会資源と連携することで、いじめなど子どもたちが抱える悩みの解決を目指すのは、全国的に見てもまだ珍しいタイプの相談窓口なのではないでしょうか。