教員みんなで、
児童の学校生活を守りたい(vol.3)
宮城野区内の市立小学校 児童支援教諭
いじめを未然に防止することが大切かと思いますが、学校ではどのような取組みを行っているのでしょうか。
コロナ禍の前は、児童会主催の「いじめゼロ児童集会」をやっていました。
そこでは、いじめの定義を改めて伝え、寸劇を通していじめについて考える機会を設けていました。
すると、子どもたちはいじめがなぜいけないことなのかを理解し、また、その定義もしっかりと覚えてくれるのです。
ある意味、人権意識の醸成のように、いじめ撲滅までは長い時間がかかると考えていますが、待つだけではなく、いじめを減らす啓発活動のひとつとして、「あったか通信」という保護者へのお便りを発行しています。
また、「相談ボックス」という校内ポストを設置し、児童が悩んでいることを書いて投函してもらっています。
それらの活動がいじめの未然防止に繋がった実績も少なくありません。
今後は保護者の方、そして地域の方も巻き込みながら、いろんなアプローチで子どもたちに働きかけていければと考えています。