～あなたの言葉が勇気になる、力になる～
大人のみなさんからの
いじめ防止応援メッセージ
大人のみなさんからお寄せいただいた、
いじめ防止に向けた応援メッセージです。
いじめ防止応援メッセージは
随時募集しています。
子どもたちに勇気を与え、後押しするような
メッセージや、いじめ防止につながる
体験談など、
あなたの声をぜひお寄せください。
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いじめに悩んでいる子に
伝えたいこと
今はどんなにつらくても
18～29歳
今はどんなにつらくても、未来では素敵な人との出会いがたくさんあるよ。
死んでしまいたいくらいつらいなら、逃げてもいいんだよ。逃げるのは格好悪いことじゃない。命だけは捨てちゃダメだよ。
心の痛みを知った人は、人の痛みがわかって優しい人になる。
そうしてあなたは今後みんなから好かれていくよ。
今は自分のことが嫌いかもしれないけど、何年か後には自分のことを好きになっているはずだよ。
私もいじめられた経験があるから、つらい気持ちがすごくわかる。でも、それは環境が変わったら抜け出せるし、人生が一気に変わるよ。
耐えられないなら逃げていいんだよ。
周りに助けてくれる大人や友達は必ずいると思うから、つらい気持ちを話してみよう。
話しても迷惑なんてかからないし、聞いてもらうだけでも楽になるから話してみて。
君には生きのびてほしい
40～49歳
私には君の苦しみは分からない
とてもつもなく絶望していることは想像できる
君には生きのびてほしい
今はただ、食べて眠るだけの日々でもいい
食べることが難しかったら眠るだけでもいい
眠ることが難しかったらスマホを横において目を閉じるだけでもいい
そうやって1日1日を生きのびてほしい
希望の道はたくさんあるから
40～49歳
いじめにあってつらくなったら
そこから逃げることもありだよ
負けたことにはならないよ
必ずあなたの話を聞いてくれる人
たくさんいるから
伝え方は何でもいい
声に出してみて
大声あげて泣くだけでもいいよ
必ず希望の道はたくさんあるから
抜け出す道を一緒に探していこう
もう一人じゃないよ
逃げてもいいんだよ
50～59歳
今は、とてもつらい。
イヤなことからは、逃げてもいい。
学校、友達だけじゃない世界はたくさんある。
その場所にとどまっている必要はない。
話すことではじめのいっぽを踏み出して
30～39歳
つらいことや嫌だなと思うことがあったら、自分だけで思い悩まないで、誰かに話してみよう。
誰かに話すことは告げ口でもなんでもありません。
話すことで、自分だけでなく、いじめをしている人、周りの人、お母さんやお父さんのことも助けることがあるかも。
話すことではじめのいっぽを踏み出してみよう。
素のままのあなたでいて
18～29歳
あなたなら大丈夫！
自分を信じて！
周りの事も信じて
一人じゃないよ
私はいじめられていたこともあるし、いじめられている人をみたこともあります。
ただ、いじめたことはなくて。
いじめられていたのは小学生の時。
何も悪い事してないのに、ねたみやひがみで無視されたり、ぐちを言われていました。
しかも、親友のようにずっと一緒にいた友達に…
自分は何かしたかな?ってその時すごく考えて…
自分が嫌になって、どうすれば良いかもわからなくて、相談することも迷惑だと思っていて、一人で抱え込みつらい日々を送っていました。
そこからどうやって解決したかといえば、時が過ぎるまで耐えてました！
そして親に相談しました！アドバイスと共にまず、自分に対してひどいことをしてくる人とは関わらないようにしました。
それが一歩として1番大切だと思います！
もし自分も相手の嫌なことをしていたらしっかり謝ること。
相手がそれを受け入れてくれるかは別として、自分にも原因がある場合はそうしていました。
そして、悪くないならどーーんっと構えて、私、僕のこと好きなんだなーとか、ひとつの学びとして捉えて、悪い事していなくてもいじめてくる人もいるんだということを理解して、受け止めてみるのも良いかもしれません！
とにかく悪いことをしていなかったら自分を信じてみて下さい！素のままのあなたでいてください。飾らなくて良いんだよ
いじめられて、どうしようもできなくて苦しい時は話せる友達や親に相談するのも大切だと思います！
いじめられている人を見ていた時、私はいじめる側にいきたくなかったので止めに入りました。止めたら止めたであっちの味方するの？ってなってしまい私もいじめられました。いじめあるあるですよね。
物おじしなかったら結構何もされなくなるもんですよ。
みんな自分もいじめられるんじゃないかと怖くて見て見ぬふりをする人もいますが、助けてくれる人は必ずいるはずです！
しっかりあなたを見てくれている人がいると思うので、そんな人に頼ってみて下さい！
一人じゃないです
あなたにとって居心地の良い場所を
30～39歳
今いじめを受けているあなたは、つらくてしんどくてもう消えてしまいたいと思っているかもしれない。優しいあなたは、いじめられる方にも原因があるとか、自分が悪いのかも、自分がいなくなれば、なんて考えているかもしれない。
だけど断言する。いじめに正当な理由なんて存在しない。そしてそんなことをする人間は一握りだ。
今は周りが敵だらけに見えるかもしれない。家族にも相談できないかもしれない。でも、あなたは学校という狭い世界にいるだけで、一歩外に出ればあなたの味方ばかりの広い世界が待っている。
でもそれはネットの世界ではない。簡単につながることはできるけど、顔の見えない人たちは好き勝手なことを言う。あなたをより傷つけようとしたり甘い言葉をかけて悪い道に引っ張り込もうとしたりする。何の責任感もない。
だから、どうせ勇気を出すなら一歩外に出て新しい居場所を見つけてください。
あなたの目を見て話を聞いてくれて、あなたに寄り添ってくれる人や、あなたにとって居心地の良い場所を。
あなたはこの世界に必要な人。そしてこの世界の誰かにとって大切な人。絶対に忘れないで。
やさしくされることを怖がらなくていいんだよ
50～59歳
誰かにいじめられていてもそれは恥ずかしいことではないよ
あなたが弱いわけでもない
だから、恥ずかしいとか悲しませたりしたくないとか考えないで親や周りの人に助けを求めよう
あなたは心やさしい人だから、やさしくされる事を怖がらなくていいんだよ
いじめをしている子に
伝えたいこと
あなたにも傷付いてほしくない
50～59歳
あなたが今誰かを傷付けているなら、今すぐやめた方がいい。
自分のしたことは自分に返ってくるっていうのは本当なんだと思うよ。
あなたにも傷付いてほしくない。
だから今すぐ人を傷付けるのはやめた方がいい。
あなたのために言う。
いじめて良い理由なんてない
40～49歳
いじめて良い理由なんて絶対無い！いじめて良い人なんて絶対いない！
いじめたい気分は自分自身の身勝手な心。それを他人にぶつけてはいけない。
自分がされて嫌なことはしない
40～49歳
いじめをしたらいつか必ず自分に返ってきます。
自分がされて嫌なことはしないようにしましょう。
思いやる心を持とう
40～49歳
自分も相手も大切な人、思いやる心を持とう
自分の気持ちがもやもや落ち着かないときは 身近な誰かに、自分の話を聞いてもらおう
どんな言葉が相手や自分を傷つけるのか
30～39歳
言葉は、選んで使わないと相手を傷つける凶器になります。
浅い傷、深い傷、消えない傷。色々な形で大きさも様々。ブーメランのように自分に跳ね返ってくることも。
誰かを傷つけていませんか？
自分の心が傷ついていませんか？
どんな言葉が相手や自分を傷つけるのか、考えてみよう。色んな人の考えも聞いてみよう。
自分も大切にして
40～49歳
だれかを傷つけたいと思っているあなたの心も同じように傷ついているよ。
やめられないとき、助けてほしいときは、どうかだれかに話してみてください。
自分も大切にしてください。
あなたには、同じ思いをして欲しくない
30～39歳
大人になって就職先で、小学校の頃クラスでいじめられていた子のお母様に会った。
あの頃の私は、見て見ぬふりを、それどころかいじめられているその子を見て笑っていたと思う。
「◯◯くんはお元気ですか？」と聞いたけど、ずっと心臓がバクバク鳴っていた。
罪悪感、後悔、いろんな感情が込み上げてきたけど、もうどうしようもない。
その子のお母様はとても温かい方で、とても良くしてくれた。
私が彼と同じクラスだったと知っている。
自分の息子をいじめた加害者かもしれないのに、いつも笑顔で、優しく仕事を教えてくれた。
その優しさに触れるたびに
なんでいじめを止めなかったのだろう。
なんで一緒に笑ってしまったのだろう。
と、苦しかった。
この優しいお母さんは、自分の息子がいじめられていると知った時、どんな気持ちになったのだろう…
子どもが生まれて母になった今、
子どもにもいじめは絶対にしてはいけないと伝えている。
「相手を大切に」
それが、いじめをしてはいけない1番の理由。
絶対に人を傷つけてはいけない。
それと同時に、私のこの体験談も伝えている。
あなたに良心が少しでもあるのなら、小さな小さないじめでも、それが直接的なことではなくても、いつか必ず罪悪感に襲われる日が来る。
この罪悪感と後悔は一生消えないだろう。
自分の子ども達には、そしてこれを読んでくれたあなたには、同じ思いをして欲しくない。
もういじめに加担してしまっていたとしても、まだ遅くないよ。
間違いを認めて、まず、あの子に謝ろう。
許してもらえるかは分からないけど、自分が間違っていたと認めよう。
そしていじめを楽しんでいる子にも、教えてあげて。
勇気がいる事だけど、これを読んで、何か気づいてくれたあなたならできるはず。
どうかどうか、届きますように。
人を本気で助ける人こそカッコいい
18～29歳
いじめをすることよりも、人を本気で助ける人こそカッコいい。
それに気づいた君はすでに大人の階段をしっかり歩んでいます。
いじめを見ている子に
伝えたいこと
ささいなことでも誰かに話してみて
18～29歳
小学生の頃、同じクラスでいじめがあったらしい。
ある日、担任の先生が急にホームルームの時間を取って、クラス全員に、「クラスの○○さんがいじめられていることを全く知らなかった人は手を挙げてください」と言った。
自分は手を挙げた。いじめたこともいじめられている場面を見たこともなかったので。
先生は、手を挙げた人は別室で自習するように指示をして、それ以外の人は教室に残るように言った。手を挙げて別室に行った人、つまりいじめを知らなかった人は、自分を含めて2、3人しかいなかった。
そこから、別室に先生が呼びに来るまで少なくとも1時間以上、残りのクラスメイトは先生と話をしていた。
自分たちが別室に行っていた間、先生がクラスメイトたちにどんな話をしたのかは、友達にも後から聞けなかった。手を挙げて当事者ではないことにした自分が、何となく後ろめたかった。
確かに、自分がいじめてもなく、いじめを受けているところを見たこともなくて手を挙げたけど、後から思い返すと、いじめられている子に対する周りの態度や言葉に、あれ？って思うことはあった気がする。
今でもたまに、みんながどんな話をしたのか気になるし、そのときは咄嗟に違和感をなかったことにしてしまったけど、自分も本当はその場に残って、いじめについてちゃんと考えなきゃいけなかったんじゃないかと思うことがある。
もし今学校で、少しでも周りに違和感を感じたり、あれ？って思うことがあったら、ささいなことでも、違うグループの子でも、いじめだってはっきり言い切れなくても、親でも友達でも先生でも、だれでもいいからその自分のその気持ちをだれかに話してみたらどうかな。
話すことでなにか行動につながるかもしれないし、もし本当にいじめがあったら、その子は救われるかもしれない。
それから、周りにいる君たちにも、何もできなかったっていう後悔が心の傷にならないようにしてほしいと、自分が後悔して大人になった今思う。
みんなで救おう
30～39歳
見てるなら、気付いたなら、みんなで救おう
周りの大人に伝えたいこと
『話してくれてありがとう、頑張ってくれてありがとう』
18～29歳
大人の皆さんへ、子どもにとって大人の言葉というのは
『呪（のろ）い』にも『お呪（まじな）い』にもなります。
いじめに耐えた子、耐えている子に『頑張れ、負けるな』なんて言わないでください。
耐えるそれだけで本人は相当頑張っているし負けてないんです。
相談された時ただ一言『話してくれてありがとう、頑張ってくれてありがとう』と声をかけてあげてください。
そして、その子が頼ってよかったと思えるように、今度は皆さんがいじめに向き合う番です。
気になったら立ち止まってみて
40～49歳
気のせいかな？気にしすぎ？
そんなことない、気になったらそこで立ち止まってみて。
絶対助けを求めてる。
お父さんお母さん、学校関係者の方々へ
50～59歳
お父さんお母さんへ
命の大切さを語るのではなく、あなたが大切なんだと毎日伝えてあげてください
学校関係者の方々へ
いじめられている子ではなく、いじめた子の話をよく聞いてあげてください
いじめられている子になんの落ち度もありません
いじめている子にこそ手厚いケアが必要です
なぜ人を傷つける行動に走るのか、本人が気づくまで話を聞いてあげてください