生徒たちとはどういうお話をされるのでしょうか。

基本的に生徒たちは、昨日何を食べたとか、○○君と遊んだとか、家族間で交わされるような日常的な会話をしてくれます。
相談のときもいじめなどの心配がない場合は、話した内容は相談者と私だけの秘密にしています。
「松木になら何を話しても大丈夫」という信頼関係を築くことで、いざというときにも気兼ねなく話してくるようになるのです。
中学生といってもまだ子供ですから、自分の知っている狭い世界のなかであがくこともあるでしょう。
そんなときはしっかりと訴えに耳を傾けながら、「もっと広い世界があるから大丈夫だよ」と、人生の先輩としての言葉を伝え、少しでも安心してもらえるように務めるようにしています。
思わず抱きしめたくなるときもあり、今はコロナ禍だから自粛していますが、いつまでも生徒たちの生の声を聴き、また、心に寄り添える存在でありたいと思っています。