他者を尊重し、思いやる心の大切さを伝えたい

「ヴォスクオーレ仙台」は、仙台市を拠点とするフットサルクラブだ。学校訪問やこども食堂など、様々な社会貢献活動にも取り組んでおり、令和5年8月11日のホームゲームでは、いじめ防止の啓発が行なわれた。
 この日は、夏休み特別企画として高校生以下の無料招待が行われ、多数の親子が選手のプレーに声援を送った。

※試合開始前の会場では、選手が「いじめ防止のリーフレットを配っています。みんなでいじめをなくしていきましょう!」と呼びかけた。
※会場入口ではポスターの掲示と、せんだいtubeで公開中の啓発動画を放映。 いじめ防止啓発リーフレットの配布も行った。
※ハーフタイムでは、スタッフがいじめ防止啓発リーフレットの内容を説明した。
※観客はリーフレットを手に取り、説明に耳を傾けた。
※いじめ防止のために大人にできることを紹介し、「社会全体で子どもの健やかな成長を支えましょう!」と呼びかけた。

 代表理事の本間さんは、「試合では、選手同士が激しくぶつかり、転倒することもありますが、敵味方関係なく手を差し伸べますし、試合後は、勝敗に関係なくお互いの健闘を称え合います。そういった選手の姿を見せることで、他者を尊重し、思いやる心の大切さを、子どもたちに感じてもらえるとうれしいですね。」と語る。
 他者尊重や思いやりの気持ちの育みは、いじめの未然防止につながる。ヴォスクオーレ仙台の思いは子どもたちに届いたはずだ。

※本記事の写真は、「ヴォスクオーレ仙台」の許可を得て掲載しています。